カピトンとはポルトガル語で「キャプテン」という意味となるが、様々なクラブ、部活動などにもキャプテンはいると思う。
しかし、実際にはどういった人間がキャプテンとしての器を兼ね備えているのであろうか?
今日のFCの練習ではこんな一面があった。
週明けのFCの練習は基本的にフィジカルトレーニングが主。
今日のフィジカルトレーニングは走り込を重点に行い、走る前、走った直後、休息後(30秒間)に脈拍を測定し、どれだけ回復して行くかも計測した。
その前にアップも含め、20分間走を行ったが、個々に走るのではなく、3人組のグループで実施。
決して遅いメンバーに合わせるわけでなく、お互いに刺激しあって、走る事が目的。
20分間走といっても、もちろん、最初っから飛ばすわけではなく、半分くらいまでは慣らしも含めて軽く走り、徐々にペースを上げて行くわけだが、あるグループでは20分終了後に3人がバラバラとなってしまった。
何故、ばらばらになったのかの理由を訪ねると、
「遅すぎる。あのペースでは全く意味がない!」と憤慨する選手と、
「最初っからペースを上げ過ぎだ!そんな自分勝手な奴には誰も付いていくわけがない!」と言い争う選手がいた。
もう1人の選手は足の違和感を訴えて来たので、私が途中で走るのをやめさせたが、この2人の言い争いはどちらの意見もある意味正当。
決してだらだら走る事がないよう、3人組と言うペアを組み、コンディションが悪い選手は必死に喰らい付いていかなければならないし、逆にコンディションの良い選手は下を引っ張っていかなければならない。
ここにもキャプテンとしての器を試させる事が出来るだろう。
ようは、しっかりとしたコミュニケーション、様々なコンディションいある選手の状況を把握し、まとめあげることも重要な役割。
コンディションが良いからといって先走った選手はキャプテン候補に名を連ねてはいたが、極端すぎる考え方が修正できなければチームをまとめていくのは難しいだろう。
もちろんキャプテンにも色々なタイプがあり、一概にどれが素晴らしいとは言えないが、やはりチームをまとめる事が絶対条件。
COJBのOBにはこんな選手もいた。
ある試合の時に選手達のプレーが悪く、チームの雰囲気も徐々に悪化。ベンチからプレッシャーとなる言葉が響く試合。
そんな試合でキャプテンの選手は監督に向かって「試合をしているのは俺達なんだから黙っててくれ!」と言い放った。その結果、選手達の動きに多少のゆとりが生まれたのだが、ハーフタイムでそのキャプテンから「試合をしているのは俺達だが、試合の状況を良く見えているのは外の人間だ。何でその意見を聞かずに勝手にミスをし、自分達で雰囲気を悪くするんだ!」と今度は選手達を一喝。
その選手の考えでは、試合中の選手達の動きを冷静に判断し、ベンチに対して黙らせた方が得策と考えたのだろう。
もちろん、上記の文章だけで見ればベンチの声掛けが悪いんじゃないの?という印象を受けるかもしれないが、凡ミスに対しての叱咤。
ようは、選手、監督の間に立ち、どんな状況においても最善であろう考えを常に持っている事も大事な要素。
もちろん、監督に対しての反抗的な言葉は決してOKではないが、やはり状況に応じては選手を代表して意見する事も重要。
COJBでは選手育成の中で、そういった部分に対しても指導している。これがプロのクラブであれば、罰金か、干されるか、戦力外通告を受けるかなどの厳しい処遇があるかと思うが、選手の前に1人の人間としての器を磨いていく上でも時には重要な事。
COJBでも歴代のカピトンはサッカーで培った事を活かし、今では立派な社会人として活躍している。
名前だけのキャプテンではなく、人間味のある真のキャプテンシーを身に付けてくれ!
2008年04月01日
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